何時の新聞だったろうか、もう2年以上前の日経新聞の記事をはっきり覚えています。イスラエルから日本に留学され修士を修める女学生の論文が掲載されていました。掻い摘んで覚えを書けば、
「イスラエルの女性と日本の女性は似ている。政治に自らが参画せず、25年かけて男子を育てて、息子に母親が抱いてきた政治を語らせる、そういう女性たちである」というものです。
日本人の思想というか哲学というか、長い歴史から形成する文化の中で、女性たちは、政治に直接参画するのを好ましいと思ってこなかった。その代わりに、夫や周りから様々な情報を得ながら、本当ならば将来はこういう社会になれば豊かなのにという思いを抱いていて、それを家庭教育の中で息子たちに伝えていく、25年以上かけて政治教育をして、社会へ、そして政治の舞台へ巣立たせるというものでしょうか。その女学生はイスラエルもそうだと言うのです。
日本の女性議員が極端に少数であるのも、腑に落ちる比較文化論です。共感もって拝読しました。
それも1つの知恵だと思いつつも、現代においてそれでいいのだろうかと思うのです。以前の日本では考えられないほど、世界はグローバル化しています。25年以上の男子の育ちを待つ時間があるでしょうか?5年ひと昔、3年ひと昔の社会変化激しい時代です。
女性たちの言葉で政治を革新していくことが、社会の要請であろうと思います。大切にする思想、哲学と、時代に即した行動実践もまた大切ではないでしょうか。
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