ノーベル平和賞にパキスタンの子供に教育をと訴えるマララさんが選ばれるのでは?と期待が世界中にありましたが、そのようにはなりませんでした。きっとまた銃撃の的になるようでは困りますから、そこには深い配慮があったのかもしれません。日本の高校生も残念だとコメントをしていました。 しかし、勇気ある行動は、世界中の共通の認識です。
8月の長崎原爆記念日の田上市長の「被爆国の原点に返れ」という訴えも、忘れられない演説です。その中で指摘された日本の立ち位置の修正もこのたびされようとしています。
NPT核不拡散防止条約の会議での、核兵器の非人道性を訴える署名に署名国とならなかった日本国の姿勢に変化。このほど外務大臣が署名の方向を示しています。
一人の勇気が国を変えられる証ですが、それには銃撃さえ乗り越えなければならず、勇気には大きな代償もつきものですが、一人の勇気に頼らない、私達多くの市民の勇気が必要ですね。政治参加はその第一歩なのでしょう。この頃の選挙の投票率の低さは、政治参加の拒否であり、市民の力を弱めているのではないでしょうか。