私たちに映る姿・明暗を分けたイギリスの議会とアメリカの議会

 ようやく、アメリカの議会はデフォルトの回避に向けて、行動をしましたね。今日17日のことです。大統領との医療制度をめぐる駆け引きや、これからの選挙のための駆け引きとか伝えられています。よく事情を知らないので評論はできません。ただ、世界中がアメリカは何をしているの?と見たはずです。
 一方、過日8月下旬のイギリス議会。私たちは勇気を頂いたような気がしました。それは、シリア攻撃容認動議を政府が提出したおり、議会下院がそれを否決したことです。「機能した議会の安全装置」と新聞でも国際関係の教授らが書いていました。
 徹底討論で7時間とか。日本のように与党の反対票は造反というが、イギリスでは議員の自由な判断は見識として尊重されているとか。議院内閣制は与党が過半数を有していれば、独裁的にもなれるわけで、議会の安全装置が機能しなければ政府の暴走を防げないのです。
 国民は軍事行動を望まないことは明らかだ、政府はこれに従った行動すると言われたキャメロン首相。日本における今の国会でも、安全装置は健全に機能するのでしょうか?そして国会の権能における最適な導きを、首相が支持することができるのでしょうか?国会に期待しつつ頑張れニッポンとエールを送るほど、問題は山積しています。

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