今日の日経とTPP講演会

とても厳しい活動(茶の消費拡大支援)をしていて、この枠の活動報告ができず困っています。この3か月はいろいろな意味で複雑な動きが多い日本でしたから、書きたいことが山ほどありましたが、残念。

ところで、春闘真っ只中ですね。4月からの消費税がらみでも複雑な様相です。

今日の日経でも心配な記事がありました。経常収支の赤字についてです。このままいくと双子の赤字(財政赤字と経常赤字)となること、国内資金では足りず、外国の資金頼みになり不安定な金融市場になると。

今晩の講演会でも、たまたま同じ話題になり、今まで教科書で日本は貿易立国と習ってきたが、円安になっても輸出が振るわず、エネルギー資源の輸入と輸出の減少が経常収支の赤字を導いていることを認識されたらどうかと言われました。輸出依存度14%(世界平均26%、日本は180か国中148位)
さらに、本論はTPPのことでしたしたが、TPPは何のためにはするのかを考えさせられる示唆も頂きました。
国益が0.66%増えるに過ぎないことをなぜするのか?
外圧が起因でなければ、産業構造も変えられなく、族議員や関係団体の既得権などで変えられないためで、霞が関の官僚たちが考えるシナリオとか。
組織や人が重要なポジションで既得権で対応されると、全く動かない。そんなところでいつも戦っている者にとって官僚たちであってもそうなのかと思うとさらに腹立たしい。大事な税金を使って奉職して頂いているのに。

TPPの事前協議の中ですでに日本は不利な条件をのまされているのだから、オバマ政権がアメリカ議会の同意が得られない状態の中では、焦る必要もなく、TPPのことに躍起になるより、アジアに包括的な連携を求める方が賢明であると講演は結ばれました。

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