大変ひょうきんなタイトルです。今日は、様々な議論をしました。
茶生産者は10月中旬まで秋冬番というお茶の生産をしています。ドリンク原料等に使われるお茶安価なお茶です。今年もだいぶ低価格のようです。
市場を寡占化状態にしているのはだれの責任でしょうか?生産者?それとも企業?需給のアンバランス?価格低迷を受けて茶園管理において今までのような茶づくりはできない状況になっています。一方で茶を扱う企業は5000人を超える社員を抱えられているところもある時代に。過去の時代に茶の生産や流通でこれまで1社で1000人以上の雇用があったでしょうか?お茶というものの本質から、千人単位の雇用が生む経営にすることには無理があるのではないかとこの頃思っています。そのしわ寄せが生産現場の価格に影響していることは無いでしょうか?お茶は成園になるまでに5~6年の永年作物で、病害虫に弱く、肥料を好む植物です。茶の適正なる生産費を算出すれば、いかに今の市場マーケットが厳しいものかがわかります。
この議論のなかで、「安価なお茶にしかニーズがないのだから、美味しいお茶を作らせてもらえないんだ」という言葉が出ています。
コーヒーや紅茶の世界で、フェア・トレイドという理念の中で流通業者に買い方をわきまえてほしいとう活動が展開されています。安価すぎて生産者の家庭では子供たちに教育を与えられない、そんな家庭生活ではなく、生活していける循環を企業にも消費者にも一緒に回してもらうそんな取組でしょう。
誰の責任でもない、自分達の問題だと気づかれた茶業者とご一緒に活動出来たら、私は大変嬉しいです。茶を生産される皆さんは、どんなお茶を消費者にお届けしたいのですか?何故に生産を続けたいのですか?目標が決まれば、みんなの知恵を集めて行動を起こしてみましょう。お声を掛けてくだされば、静岡・掛川はもとより、鹿児島県でも何処へでも参ります。静岡茶の踏ん張りどころでありますが、日本茶の踏ん張りどころでもあるのですから。
昨年の日本茶AWARD2014の12月の東京ティーパーティーの模様です。うまいお茶・香りのお茶を消費者へお届けしようと必死で研究されてAWARDに出品される茶業者がおられます。そして心をこめて作られたお茶を頂きたいという消費者が集まってこられます。今年は11月28、29日です。