あの地震、知事面談直後のことでした。以前から会派許可を頂き、その日がようやく来て、2時から30分間カテキンやテアニン研究の第一人者の教授お二人と私は、知事にお会いして、県立大学での緑茶の効能研究の意義と成果、そしてこれからの位置づけなどの懇談をしていました。
その時は、その直後に未曾有の大災害がくることなど想像だにしていませんでした。
あれから1年が経ち、県政に関われない立場になってしまい、新規活動はままなりません。茶学の大学化構想や、効能研究センター構想を始める第一歩であり、残念でした。ご一緒していただいた教授の先生方には申し訳ないことをしました。
もう少し、実は目的があって、掛川スタディの継続が危ぶまれていましたので、国の3カ年の事業終了後を見据えた活動の一環でした。様々な立場の皆さんが御尽力下さっていますが、私も少し活動しておりました。出来るものなら、もう少し大規模のコホートや、その他の臨床試験が行われることを期待していましたから。
今回の御茶振興法の基本方針のパブコメには、効能研究の位置づけは柱の1つのようにしっかり書かれています。しかし、人材育成の項はないので、意見としてその辺りのことも提案したところです。
新たらしい農業のあり方は、私達一人ひとり関わっている者が導くものです。だれも方向性を示してはくれません。どのような所からも情報が入り、様々な見地から将来の大切なものの夢を追いかけたいものです。
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