今日の新聞に残念な記事が、市議会議員時代からずっと気にしてきた広域消防化。ようやく通信指令が中東遠エリアで統一されて一安心でしたが、今日の記事では東遠エリアの消防本部を統合すべく協議していたものを一旦取りやめと言う内容でした。
消防を複数の市町で統合して行うのは、目的があるからです。行政改革という意味合いよりも消防力の強化が目的です。
たしかに、消防本部を1つにすれば、消防署長さんは複数人いなくていいわけで職員数減になりますが、広域消防になったからといって各市町の消防署や分署や分遣所が少なくなることはありません。掛川市などはむしろ分遣所などを増やしていかなければ他の市町に迷惑をおかけします。
広域消防は未曾有の大規模災害や大事件事故にも、速やかに複数の機材を広範囲から集め、消防力を結集させる目的があり、それは被災地の災害対策上効果の高いものとなるのです。
ですから、わがまちに本部がなければ、わがまちの保留地を利用してほしいとかいう問題ではなく、人命と財産を守る大事な本部統合なのですから、江戸時代の火消しの皆さんのプライドとしてきたことを現代に置き換えて、将来を見据えた議論をして頂きたいと感じます。
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