あるところでは、25年度農業土木予算が、補正でその財源が確保されて、25年度分の予算の使い道を探しているという冗談のような話が聞こえてきます。
緊縮財政や、農家個別補償制度創設で、農業土木予算は激減していた中で、新たな農業創出のためのハードの在り方を模索していた矢先、大きな予算が転がり込んできたわけです。
また、行政職員も、事業を受託する業者も人員削減で、仕事量に見合う人材の確保には困惑の声が。とても残念な環境下での大型予算振舞いです。
この状況に、たまりかねた、元総務相を務められた片山善博慶大教授が新聞の特集に「公共事業と地域経済・先祖返りの印象拭えず」という論評を書かれていました。
さらにグランドワーク三島の「ジャンボ渡辺」さん、渡辺豊博氏も新聞紙上に苦言?提言?を書かれていました。
地方分権社会を地方で踏ん張って創造しようとしていた私たちは、予算をいただけるありがたさと、困惑の交錯した複雑な心境です。
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