保守回帰を通り超して極右では困ります

 日銀法改正を視野に、金融緩和をします、建設国債を日銀に買い取って頂きますなどという言葉に出会い、少なからずショックを受けました。高校の日本史で勉強した=第二次世界大戦前の軍事費捻出から戦後のインフレ=までが走馬灯のように脳裏を駆け巡りました。失敗は繰り返さないのでは?

 市場が反応し円安株高になってマーケットが歓迎しても、金融緩和に頼っても日本は構造的に世界でも稀な「少子高齢社会」であり、社会の変化に、経済構造も転換するしかないと思うのです。
 グローカル(グローバルの中でローカルを考える的)な話ですが、私の知り合いの蒲団屋さんも、牛乳屋さんも、経営革新計画の申請を出して、経営の変革を試みておられます。そういう企業や事業所へ地元の金融機関も応援体制を強化しているように見えてきます。中小に企業の皆様も必死で努力されています。
 新入社員を毎年5人採用する比較的小規模な会社(たしか従業員60人)に4万人の面接希望者がある企業もあるとのこと、価値の変化に気づきたいものです。

 国防軍という言葉も好ましいとは思えません。自衛隊で宜しいのではないでしょうか?

 「世界規模で物事を考えなければ、日本の立ち位置が見えない」と先日の寺島氏の講演で示唆されたところです。日本の踏ん張りどころですね。日本の政治不信は不信のままでは困ります。
 政治こそ国民の幸せを導ける正義であってほしいと思います。
 

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講演を拝聴、会場で参加の皆さんが頭を抱えて

毎週日曜日にテレビ出演されている寺島実郎氏の講演が掛川でありました。とても大切なこれからの日本のゆくすえを考える諸課題を伝えてくださいました。政治やマスコミから出てくる情報がかすんでしまうほど、頭を抱えてしまう深刻な実態を直感しました。賢明な市民達は、最新の正確な情報を共有する必要がありますね。情報量が多い方からの示唆は重く深いのです。

オバマ大統領の再選は、対話と協調路線をアメリカが選択したこと、世界は全参加型の世界秩序へ向かっている、米中(習近平)は協調へ、ワシントンポストの「日本の没落」の特集、7兆円の天然ガスを輸入する日本、アメリカは中東離れ、1860年代に油田発掘以来のシエールガス・オイル発掘に湧く・アメリカに良い風、21世紀もアメリカ主導へ、埋蔵量は中国が世界1、水を使わなくても精製技術で中国有利、原子力への立ち位置の不思議な国・日本、などなどお話しの数々。

そういえば、昨日伺った講演でも
日本はアメリカが好きだけど、アメリカはそれほど好きではないことを日本人はわかっていない。
対米、対中を考えるとき、教育で「近現代」を教えていないことが、そもそもの問題。  
と拝聴した。

日本だけ停滞しては居られない事態に、私達は何をなすべきか。
頭を抱えていても何も解決しないわけで、とにかく勉強しなければなりませんね。

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黎明期の生涯学習を支えた女性達はすごい!

昭和54年ごろから生涯学習のまちづくりが掛川では行われました。当時の市長の志が女性達へも広がり、生涯学習を繰り広げてくれました。あれから35年、50歳だったかたは85歳、40歳の方は75歳、この年代の方々が大変頑張って生涯学習の実践をされてきました。

本当にすごいな!とおもったのが、週末にあった「掛川文化協会主催の芸能文化祭」。なかでも歴史研究会の存在です。50作以上の市内の民話を訪ね伝承されています。またそれを基に台本を作ってお芝居をされるんです。何て素晴らしいことでしょう。

掛川市の女性は、何かしてあげたいと思う方々ばかりです。昔から脈々と続く女性達の活動団体、きっと30年間自分自身を高め、そしてその教養を子供達から孫たちへ、家庭教育の中へ広がっているのでしょう。

これからのまちづくりのもとになっている活動と感じ入りました。

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私達の新しい動物愛護の生活空間のデザイン=基本構想

5月から、有志の皆さんにお世話になって、月一度竹の丸に90分時間だけお時間を頂いて、学習会やワークショップを6回しました。動物関係の全く素人の私達、それより猫に石投げたくなってしまいたくなるという方まで多彩なメンバーで頑張りました。

聞いてください、「この活動を担う掛川市動物愛護協会が設立できれば、生涯学習都市の品格の向上につながる」という意見まで出てきて、充実した活動をして頂きました。

何にも関係無かった皆さんが真摯に学び、掛川市のまちづくりをまた一つ担ってくれています。大変ありがたいことです。

これからメンバーに送付後添削して頂き、市へ提出したいと考えています。

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手前味噌ですが、3つの文化の融合は、感動を与えた。

 準備に骨が折れるものほど、印象は深く、また成果が大きいものです。うまくいかずもう投げてしまいたくなりますが、そこは粘りと意地で、そしてその気持ちが仲間達に乗り移り、チームワークで乗り切りました。沢山の皆さんのお世話にもなりました。
 文化は、スゴイ力を持っているんですね。改めて「感動を呼ぶ力」を見せ付けられました。
「ティーカルチャーホールへ ようこそ」の企画は、ピアノという芸術文化、掛川茶の茶の文化、そしてものづくりをされている企業文化の3者が融合で出来るよう企画された連携連帯の文化イベントでした。1部はピアノ、2部はお茶のインストラクション、3部はもう一度ピアノという構成でした。
 インストラクターも良い勉強になりました。「海外の多くの国は硬水や飲めない水道水」こんな状況で、海外にお土産に持参しても、喜んで頂けるでしょうか?実は大丈夫で日本茶にあったお水が、海外のコンビニでもボルビック・エビアン・クリスタルカイザー等などのボトルのお水が売られていますから。それでも硬水しかない所では、どんな飲み方をしているのかも調べて臨みました。
 またお茶の淹れ方も、お出しし方も熟練者に若い人たちが学んでいました。素晴らしい学習空間でもありました。
 なによりもお客様が喜んで下さった。とくにそれはピアニストの佐藤さんの素晴らしさとベーゼンドルファーというピアノの素晴らしさからであったからでしょう。お茶の皆も頑張りました。
 ピアニストからこんな言葉も「皆さんが東京に来てくれて、このようなコンサートをまた開いてくれませんか?」と。最高に褒めて頂いたと感じました。
 またもう1つ良い言葉に接しました。
お手伝いいただいたインストラクターから。彼女は生産者の方です。「お茶で生活していない皆さんが、お茶のことを大事に考えてくださって、励まされました。風評被害で悩みどうしていいかわからない感じでしたが、良いお茶を作ろうと勇気が出ました。」と
 星3つかな?
10月は沢山の行事と沢山のお仕事が重なり、日程に翻弄されています。

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遅くなりましたが、県民投票条例のことも私見を述べます

 県民の多くが、見守っていた結果です。県議会への失望は広がっています。私にそういう声が届くからです。
 条例が不備が多いのならば、受理する前に、すり合わせをして最低限の直しをその時にして、議会審議に値するまでのものを受け付ける方がよかったのでしょう。結局入口の議論で終わってしまったからそう思ったのです。
 修正案は有志の皆様が努力されて、せっかく修正出来たのにもったいないことです。その案には、只今の中電の防潮堤工事が終わり、その安全性や、その他の全ての安全性が構築できた暁に、また国が再稼働をさせるとなった時に住民投票する。たしかそのような案だったと思いますが、3連動の地震のこともあり、浜岡の再稼働は当分向こうになるでしょうし、あるとしても、日本中で一番最後の再稼働要請があるかないか。
 その時に住民投票でもよかったのだと思います。それが修正案でした。
 時代が進めば、畜電池システムももっと安価にできるでしょう。スマートグリット等の新しい技術もどんどん出てきます。
 もう少し時間を掛けて考えてもよいのかもしれません。

 しかし、県民の声に応えられなかった県議会の姿勢には問題を感じます。どうして「決議」をしなかったのでしょう。再稼働への縛りをつくるのも1つの方法です。
そうすれば、市民団体も少しは面目がたちますし、議会の踏み込んだ姿勢も見て頂けたのではないでしょうか?
 正しい知見が取りにくい原子関連。
中部電力管内は、電力会社の先見性があってベストミックスで、発電がおこなわれています。原子力の割合が10数%であり、火力発電所もつくられたので、安定供給を頂いています。
自然エネルギー、再生可能エネルギーなどの連携等を合わせて、電力会社とは話し合いをしていきたいものです。

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昨夜の勉強会も大いに勉強に、今日も県で傍聴と調査

 ブログにも書きましたが、浜岡原発の県民投票関連の議案上程を傍聴したいと考えて出掛けましたが、調査も2つ程、先輩議員にお願いしながらして参りました。1つは小児の慢性特定疾患の医療機関にかかる上での不都合を改善する制度改正を考えているか否か。もう1つは、家庭医養成への支援体制が見えないので、その辺りを伺い、また後日先輩議員から説明を受けることになっています。場合によっては国会議員をお願いして法整備も必要なのかもしれません。
 こういう仕事していると楽しいです。知らないことが分かったり、解決の糸口が見つかったり、方程式が解けるようですね。市民活動家は社会貢献してこそ市民活動家ですから。

 昨日の学習は、商工会議所青年部の皆様の学習会のようですが、一般の者も入れてくださいます。シズテツストアの社長中村様の講演でした。ものすごいパワーです。
 目的を社員と共有することはもちろん、社会貢献を考えないでお客様と接することなどできないと言わんばかりの御教示に一々納得。拝聴できたことを感謝します。

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自治基本条例の浸透は何処までか?心配なことも

私が市議会時代、自治基本条例制定を提案させて頂いたおりには、わがまちには「生涯学習理念があるから基本条例はいらない」という市の幹部の意見を聞いたことがありました。
それでもあまりにも住民自治がやりにくいので「条例を制定」を求めました。北海道ニセコにはじまり全国何処のまちでもすでに条例化されているのですから。何年間か掛川市でも議論をしてくれました。関わった皆様に感謝しています。もう少しで議会上程ということも聞いています。

 しかし、言葉は浸透しているようにこの頃感じますが、何故この条例が必要か、この条例が果たす役割など、まだまだ浸透していないことに気づかされました。
 地域で意見を集約して地域の方針を市や県へ伝えて行くときのプロセスの中で、地域で問題が発生してしまいます。それを絶対避けるようにと考えて、区長会とまちづくり協議会との協働体制や情報の共有化に努めるのですが、最初は円滑にスタートしても、1年や2年経ちますと区長様方が入れ替わります。そうなりますと「聞いていない、もっとこういう組織の方がよかったんじゃないか・・」「それは住民の総意ではない」など出るわ出るわ疑問の数々。苦労して地域の意見集約を市役所や県の専門的な職員らを交えて導きだす様々な学習を繰り返している方々にとっては、最初に戻られるのはかなりの負担です。

聞こえた情報では、ある地区では新たな区長会が、それ以前の区長会の時代に発足したまちづくり委員会を解散させてしまったということも聞こえてきました。何か事情があったのでしょうが残念なことです。

地域自治は、区長様方がリーダーですが、わずかな人数では地域の課題全般にはなかなか対応しきれません。河川愛護、人口増加策、商店街活性化、有害鳥獣から農地をまもる、道路の改良を10年のスパンで要請していく、高齢者の皆様へ介護を受けなくてもよい地域の支援活動、子供たちへの青少年育成事業、などなどわずかの例に挙げても1年2年に出来るものはありません。区長会の交代は2年ほどです。せめて10年できる専門をもつ活動組織が地域の中にほしいものです。
行政だけにはお任せできない時代です。行政改革で行政マンの数も減りました。予算もありません。私達地域が取り組むことで、地域の実情が一番分かった私達の方が「かゆい所に手が届く」適性なる意見集約と税金投入の最適化が出来るはずです。

ほんの行き違い、ほんの感情的なもので、地域が取り組んできたことがご破算になってしまうのは残念です。行政も地域の力の「強さ」と「もろさ」の双方あることを理解して、自治基本条例の制定における環境を今一度見直してほしいものだと期待申し上げるものです。
人間は思考で行動を決めるより、感情で行動を決める方が多いと先日ある講演会で聞いたことがあります。条例は思考的です。感情をも納得させるテクニックがいるようです。

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協働によるみちづくりの手法で、複数の路線がからむエリアを扱ったのは初めて

 私は市議時代から県道の改良に同志の皆様と「協働による道づくり」の手法で何路線も関わってきました。しかし、県道1本だけの整備方針を導いてきただけです。この7月8月のほとんどの時間をつかって、取り組んでまとめた今回の事例は「通学路に視点を当てて、県道、市道、都市計画道路、鉄道の4つの交通が絡むエリアの道路問題」であり、厳しい活動でしたが、足掛け4年のまとめを皆さんとしています。地域の皆様の子供達を思う気持ちの熱いものは素晴らしいです。
 まだ地域内の読み合わせや修正が終わっていませんが、最終目的は「子供の命を守る」ことであるので、皆さんのご理解は進むものと信じています。
 厳しい活動で、苦しみましたが、視点を変えれば今思えば私自身も大変勉強になりました。
 この活動には、予算が何処からも尽きませんでした。だって市道だけの問題じゃない、県道だけの問題じゃない、どこも責任者にはなれないのですから。
 でもこういうエリアや問題を抱えているところは氷山の一角なのかもしれませんね。
 地域住民が導きだした整備方針を今後提言するわけですが、これは大変重いものであり、全国の通学路問題を扱うモデルになるはずです。近いうちに県の協働の底力組の友人達にも話してみたいと思っています。

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8月の活動は、多岐にわたり報告すら出来ないありさま。申し訳ありません。

実は、皆さんに報告したい一番は「ある地域と足掛け4年の通学路問題にかかる提言書のまとめ」についてですが、7月の終わりから、8月8日に会議があり、さらに30日にもPTAの皆様と会合をさらに重ねます。9月には区長会の皆様方と修正を繰り返し、改正版を原稿として提出の運びになります。ですから詳細はもう少し後にご報告します。

皆さんの立場を尊重して4年間進めてきましたが、お役職が2年ほどで変わってしまう為、最初の様子が分からないと、違和感があるのも「まちづくり」の性格と、今では往生していて時間がかかるのは承知しています。
皆さんが中心人物であるべきで、情報の共有化は必須です。かわら版を作成し精一杯流しても、」それぞれの流儀(活字はよまない、口頭で伝えてくるべき)や価値観も異なって、情報の共有化は、テーマ型ではない地域コミュニティー型のまちづくりにとっては大変難しいものをはらんでいます。

私が市議時代「自治基本条例制定」を求めたのも、その辺りのやりにくさを散じていたからです。地域で課題解決や新しい取り組みが自発的に市民の手によって形づけられることが当たり前の社会であってほしいと考えてのことです。条例は基礎自治体(市や町)の憲法です。私達のまちでも暮れには制定されるのでしょう。もう「区長会がえらいのか、まちづくり協議会がえらいのか」などという論点はなくなるのだと期待しています。

皆さん「いい人でいたいし、人様から誤解を受けたくないとして」意見を良識あるおっしゃらないのも、問題を複雑にします。
声の大きな事情のわからない人の方が意見が言えるのは、どこか理不尽です。(皆さん一人ひとりはみんな良い方々です、ただ情報量に格差があります)それでも、分かって頂けるように、目的は大きく「子供達の命を守る活動」であるのですから、少しぐらいのバッシングを受けても、やりだした皆さんは覚悟してくれています。皆のこころと、涙と、志はきっと通じますよ。がんばりましょう。

新しい後援会報no2ができました。またどこかでご覧ください。

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